新築工事
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N邸新築工事
この工事のきっかけは『紹介』
お打ち合わせの中でオーナー様のイメージする 『家』 があり、意向に沿うよう内装、設置金物の選定を進めました。
こだわりは『採光』
施工中は耐火建築物に対応するため厚みのあるボードを2層張りにする、搬入も手作業中心と大変ではありましたが、
完成後は要望通りの設置、任せていただいたデザインも素敵に仕上がったとの声もいただきました。
【担当者からのコメント】
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新築工事を行ったきっかけ
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・大工さんからの紹介で木造二階建てのリフォーム工事の提案と工事を行ってもらえないか、というお話をいただいた
・お客様(施主)の要望を伺うと、既存の2階建てでは必要な部屋の要件が納まりきらず、既存家屋の上に1階を増築してほしいということになった。
・構造上の関係や消防法の関係で3階建てにするには「新築工事」にする必要があったため、木造3階建て(耐火建築物)の新築工事となった。
お客様との打ち合わせの中で、何にこだわったか
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・建物全体のデザインの方向性を固める際。お客様のご都合により対面やショールームでの打ち合わせが困難であったため、まずお客様からLDKや洗面所のイメージ画像をいただいた。
それらをもとに、白ベースで黒いアイアン調の金物(階段・手摺・ドアノブ等)が映えるよう内装材や金物を選定。・間口が約2.7mの敷地であり、両サイドに3~4階建ての建物があったため採光の条件が厳しかった。そのため3階の天窓の光が2階まで差し込むよう、階段をスケルトン(段板のみのタイプ)にし2階LDKや1階階段室まで光が届くよう計画した。
・狭小住宅のためなるべく間仕切りの無い建物を目指したが、2世帯で暮らす住宅のため親世帯・子世帯のスペースは扉でしっかりと仕切ることができるように工夫。
・1階の親世帯のスペースにトイレ洗面風呂を設置し介護面でも不自由が少なくなるよう配置。
・敷地の関係上収納を設けることが困難であったが、構造上問題の無い壁などにニッチの棚(壁厚を利用した薄型の棚)をなるべく設置し、生活上必要なこまごましたもの(洗剤・トイレットペーパー・化粧品など)を収納可能に。
↑工務店が設計施工するメリットは現場で職人さんと相談しながら臨機応変に工夫できる点だと思います。今回のニッチの棚もそうです。
予算やデザインの権限を工務店が握っているため、“生活するうえで必要だ”と思ったものを設計者へお伺いをたてる時間を要することなく、設置することができます(予算が合えば)
工事中大変だったこと
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・建物の所在地が商業地域であるため、木造3階建てを建築する場合「耐火建築物」にする必要があった。そのため、柱や壁・床の構造物をすべて覆うように強化石膏ボート(厚み21mmの燃えない重い板)を2層ずつ張る作業を行った点。
・敷地自体が狭く、資材の搬出入の計画が困難であった。また。前面道路も私道で幅員が狭かったためクレーンの使用の条件が厳しく、手作業での搬出入が多くなってしまった。
完成したときのお客様の声
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・(建築基準法などの関係で)間口は狭くなってしまったが、1階に生活に必要なものをまとめてもらい、手摺も要望に応えて設置してもらえて助かった。
・アイアン調の階段や洗面台など、デザインに関して任せきりだったが、素敵なものに仕上がってよかった。
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