メンバークマイ商店15名+ゲスト2名(設備器機会社の方1名デザイナー1名)◆天候:曇り
◆通行手段:バス
2時間弱で最初の目的地大谷資料館に到着した。
大谷石とは緑がかった肌の色。ところどころに黄土色の穴が開いている砂質系の石、栃木県宇都宮市近郊の大谷町で採掘されるもののことをいう。
大正時代、フランク・ロイド・ライトによる設計の旧帝国ホテルに大谷石が使われ、全国にその名が知られるようになった。(パンフレットより抜粋)
また、ライト設計による自由学園校舎にも使用されている。私は偶然、自由学園が会場となる、いけばなの稽古のため通っているので資料館の自由学園のパネルをみて驚いた。
地下採掘場のなかは、細い階段を下りていくとどんどん空気が冷たくなっていった。厚着をしていたので寒くはなかった。むしろきれいな空気の中にいる感じがした。 階段にひとつひとつライティングされている灯りがとてもきれい。一番下まで下がると大空間が広がっている。
空気はつめたくとても澄んでいて。音は静か。不思議な雰囲気の空間だった。
地上に出て、資料館の人が展示説明をしてくださった。その時、たった20分くらいしか地下採掘場にいなかったのに身体がとても冷えていることに気づいた。私はすぐ石油ストーブの前で温まることができたが、昔手堀による採掘もさかんなころ働いていた人達はさぞ大変な職場だっただろうなと感じた。
岡田新一氏設計である宇都宮美術館にも興味があったのでので楽しみ。
駐車場から、美術館のエントランスまでゆったりとした上り坂のアプローチを歩く。
地元の大谷石と木が使われた温かな雰囲気の外観。中に入る。
ガラスと大谷石で作られた、第1展示場まで続く空間は周囲の森と建物が一体となる。
そこに108個の木でできたボールが置かれていた、ボールといっても球ではなくちょうど、ゴムボールの空気が半分抜けたような形。(1・108・∞のボール)と名づけられた作品だ。
丑久保氏は、これを黒潮に置いて大海原を廻らせる壮大なプロジェクト。
偶然今の私と同い年に作られた作品「点の棲息」も見ることができた。
常設展と、妖精に関する展示もぐるっと見て周り、美術館の空間もたっぷり味わう。
昼食は館内にあるBellavistaで、全員揃っていただいた。ここは、窓がとても広くて周囲の森が見ることができた。清潔な雰囲気だった。
文 u.k 写真 n.w
関連項目
・大谷資料館 ・フランクロイド設計 ・旧帝国ホテル ・自由学園 ・宇都宮美術館 ・ろまんちっく村